エイズ発症後の症状とは
エイズウイルスへの感染からエイズ発症までの潜伏期間
エイズウイルスの感染から後天性免疫不全症候群、いわゆるエイズを発祥するまでの期間は個人差がある。
一般に、エイズウイルスへの感染が未発見のまま放置された場合、感染後およそ5年から10年の間にエイズウイルスが原因で引き起こる病にかかるとされている。他方で、感染から短期間のうちにエイズを発祥する例も報告されている。
しかし、エイズ感染の初期段階ではあまり目立った病的症状を発祥しないため、発見が遅れるケースが多い。
エイズ感染
エイズ感染から2週間から4週間で、多くの人は風邪のような症状を発症する。
この場合の風邪の症状は通常の風邪の症状より深刻であることが多く、高熱や体の節々の痛み、のどの痛み、湿疹、疲労感や頭痛に苦しむ人が多い。
これは体の免疫細胞がエイズウイルスに対抗しようと戦っているため起こる症状で、約数日間から数週間このような症状が続く。しかし、このような症状があるからといってエイズに感染したと判断できるものではない。
他方で、感染後も感染前となんら変わらず生活できる人もいる。この場合、何も症状を発しないまま最長でおよそ10年過ごした後、エイズ発症直前になって初めて体の不調を訴えるようになるケースが多い。
エイズ発症
エイズ発症後の症状には個人差がある。凡その場合、感染直後の反応が収まった後はあまり目立った症状を呈することなく、エイズ発症後も比較的穏やかに、しかし同時に確実に病状は進行する。エイズ感染後医薬品を服用することなく放置した場合、エイズウイルスは感染者の免疫能力をゆっくりと蝕んでゆく。
これがエイズの進行形態であり、免疫力の低下でもって初めて後天性免疫不全症候群、エイズを発症したと認定される。
エイズ発症この後期になると、急激な減量、発熱や睡眠時の発汗、大変な疲労感、間接の痛み、一週間以上続く下痢、全身に広がる赤・茶・桃・紫系統の色の発疹から記憶力の低下のような神経系へも悪影響を及ぼすようになる。
また、エイズ発症で免疫力が低下しているためこれらそれぞれの症状がまた別の症状を引き起こすことも多々あり、その例として体各部のがんや結核が挙げられる。
エイズに感染した疑いがある場合は、速やかに医師に相談する必要がある。完全な回復が期待できる医薬品は今のところまだ開発されていないが、症状を穏やかにしたり進行を抑えたりする薬は市場に出回っている。
また、エイズの更なる感染拡大を防ぐために、自身の感染が疑われるときは避妊具を用いて性行為を行う必要がある。
これは自身を守ることにもつながるので、性の安全性へ配慮した責任のある性行為を心掛けたい。